新吾十番勝負 第二部

(C)東映
秩父山中で剣一筋に育った将軍の子葵新吾、他ならぬその剣の故に将軍との親子対面の機会を失なったが、葵の紋に束縛されない自由な毎日は楽しかった。掛川の宿でスリをたたきのめした新吾の背後で、徳川の天下が気に喰わぬと放言する男がいた。日本駄右衛門、彼は新吾を法相寺に軟禁して母であるお鯉の方から大枚の身代金を奪った。新吾は駄右衛門がひそむ山塞に乗り込み剣を交えた。その時狂気の若者、水野藩主和泉守の子忠明が新吾に斬りつけた。日陰の子新吾には忠明は斬れなかった

ShareSNSでシェアしよう!

TOP